パットの、ほんとう

ラインと強さ、どちらが重要?

強さとラインはどちらが重要か  これってゴルフをなさる方は大概ご存知ですよ、強さの方が重要だってこと、を。
    何故なら、方向は目視するだけでかなり正確に読め、その方向に構えるので大きく狂うことはありません。
    これに対して、距離は見た目で読むだけでなく、その距離を実現させると言う、目と体(ストローク)の強調動作により行われるため習熟に時間がかかります。
    即ち、距離が合っていれば、方向が少々狂っていても、3パットすることはないのに比べ、距離勘が合わないと3パットしやすくなってしまいます。これで、方向よりも距離勘が大切なことが分かります。
    で、ここでは「無意識のパッティング」(D・ストックトン著 吉田晋治訳 青春出版社刊)から、著者の説に耳を傾けてみましょう。著書から省略して引用させて頂きます。

    −−− 私(著者)はラインに意識を集中させているかと問われれば、確かにそうだが、それ以上に強さに意識を集中させている。

    実際、3パットを避けるには強さの方がずっと大切だ。

    ラインを読み違えて3パットすることはあまりないが、強さを間違えると3パットすることになる。

    ボールをカップに沈める、或いは少しだけオーバーする強さでボールを転がすと言うと「消極的」或いは「弱気」だと思われるかもしれない。


  だが私は自分が保守的だとはまったく思わない。


  ボールをどこまで運ぶかをより具体的にイメージしていて、ボールを強引に捻じ込もうとしたときにどんな結末が待っているかがわかっているだけだ。


  どんなパットでも、ボールが切れてゆく前に強引に捻じ込もうとすれば、たいていはかなりの距離の返しのパットが残り、おそらく次も外すことになるだろう。

    (指導している過程で、アマに聞くと)ラインよりも距離のほうが大切だと答えるが、自分のルーティンの中で強さを決めることにどれだけ注意を払っているかと尋ねると、殆どの場合何の答えも帰ってこない。

    強さと言われるとピンと来ないかもしれないが、これこそ3パットを回避する最大の鍵である。ボールの切れ方とラインを読むには、さまざまな判断が要求される。

    一方、目の前にカップがあるのは間違いないのだから、ボールをカップまで転がすのに必要な強さは目で確認できる。

    だからといって、毎回歩測してそれをもとに正確にストロークすべきだといってるわけではない。必死に計算するのではなく、自分の感覚に素直になるべきだ。

    ルーティンの中でもっと距離に意識を集中すれば、脳は潜在意識の中でかなり正確に距離を判断できることに気づくだろう。 −−−
 
  距離勘を実現するのにD・ストックトンは左手は方向性を、右手は距離勘を司るのが良いとも言っています。
    それには、宮里優さんの言うように、再現性の高いストローク(→「メカが9割」を身に付けておき、左手と右手の職務分担(?)に委ねるのが距離勘を良くする秘訣と言えます。

ページUP